カクテル

日記

こころ

家族と好きな人(恋愛的に)以外の興味が薄くて困る。

友達のアポに向かう電車で、SNSを必死に漁って彼らをミュートしていることを勘づかれないようにする。「性格が悪い」と言われたことはないが、それはただ単に嫌がらせするほど他人に興味がなく、反撃の必要性もない環境にいるだけな気がする。あと、どうでも良すぎて小さな嫌がらせや蔑ろにされたことは忘れてしまっている。

学校でも常に一人だったし、会社でも飲み会は苦手。興味がない相手の日常の話(あるいは歌w)は聞くのもつらいし、どういう人なのか知らないと良い返しも思いつかない。テンションも当然低く、それは相手にも伝わる。心ここに在らずのまま、時計を見ることも暗黙に禁じられた空間で時を過ごす。

しかし、良い意味での「心ここに在らず」もあると最近気づいた。アメリカに給付奨学金で留学した女友達のおかげだ。日常の小さな人間関係の諍いや異性からの目、既成観念を気にしない彼女に救われた。

実際、嫌がらせが趣味の人間はこの世にいて、自分がどんなに頑張っても嫌がらせが本業で、それに心から熱中できる人間には勝てないのだ。それに嫉妬が原動力の人間というのも私の周りには多い。彼ら曰く、「一人ライバルを決めて、コテンパンに打ちまかしたら次は少し上のライバルを決めて同じことを繰り返す。それで自分は成長できる」と誇らしげに言ってて驚愕した。自称「負けず嫌い」の人は嫉妬させてくれる人が原動力なのだ。嫉妬しない人間にとっては恐怖の存在でしかなく、彼らの渾身のエネルギーをぶつける標的になってしまう。

そんな時、良い意味での心ここに在らずになりたいと思う。